がいあくのはなし

前回の投稿から少し期間が空いてしまった。嬉しいマシュマロもいただいたので本当はそっちの返信がしたいのだけれど、どうしても消化しきれないもやもやを吐き出してしまいたいので先にこっちを。読んでて楽しい話ではないです正直。いやこのブログに関してはそんなのいつもか。

 

 

推しがロングランの現場を終えて、先日また1本芝居に出た。まぁ突っ込みどころも色々ある作品だったけどそれも含めて観劇自体は本当に楽しくて、推しの芝居がやっぱり好きだなぁと再認識できた。

問題は、芝居の後の面会だった。ロビーが狭いので今回は客席での面会。自分はどうしてもその日の昼夜しか観劇ができないので昼に自分とのツーショット、夜に自分が入れたスタンド花と推しのツーショットを撮らせてほしいとお願いした。推しはどちらも快く承諾してくれて、いつものようにスタンド花とのツーショットに関しては「面会が全部終わった後に撮りに行くので終わるまで待っててほしい」と言われ面会が終わるまで客席で待たせてもらっていた。ところが、推しとの面会を終わらせたはずのおたくが帰る気配がない。ずっと仲間内でわいわい話している集団がひとつと、他の出演者を捕まえてずっと話し続けている個人がひとり。最初は早く帰ればいいのにな、くらいにしか思っていなかったのだけれどその集団の方が再度推しに話しかけ始めた。なんだか嫌な予感がした。

そのうち、スタッフが退館時間のアナウンスをし始めた。もう流石に全員帰るだろう、さっさと一枚だけ撮らせてもらってさっさと帰ろうと席を立ったのだが、なんとその集団はスタッフのアナウンスを無視して話し続けた。他の出演者を捕まえている個人も全く帰る気配がない。その時点でもう時間なんでお写真大丈夫です、と声をかけて帰ればよかったのだけどずっと話し続けているので声をかける隙もなくて、そわそわしながらも待たせてもらってしまった。結局退館のアナウンスから10分近く経ってようやく推しが開放された。推しは慌てて待っていたあたしの方に来て声をかけてくれて、一緒に2階の客席から1階のロビーに降りることになった。

まだ話は続く。一緒に客席から出ようとしたところで、今度は出入り口の近くで他の出演者と話していた個人が推しに話しかけ始めた。すぐに終わる会話かと思えば「○○さん(推し)が役者として大事にしてることってなんですか!?」という質問。どうしようもなくなってしまった推しは「それ、下に降りながら話しましょうか」と結局その個人と話しながら1階に降りることになった。階段を降りると、出待ちのようにして携帯を手に佇んでいるおたくが2人。もう目の前がクラクラした。

結局、個人の方を劇場の外まで追い出した推しがロビーのお花のところでおろおろしていた自分のところまで戻ってきてくれて写真を撮ってくれた。急いで撮って挨拶だけしてダッシュで劇場を後にしたのでその後どうなったのかは分からないけど、外まで追い出された個人もあたしの後ろをぞろぞろついてきた集団の方も1階で待ってた2人組も帰る気配が全くなかったので、つまりはそういうことなんだろう。

 

 

正直、あたしの行動にも問題があったんだと思う。許可を得て待たせてもらっていたとはいえ、もしかしたらその姿が「まだ残ってても大丈夫」と思わせてしまったのかもしれない。そもそも自分以外おたくがいない以前までの面会の感覚で昼も夜も写真をお願いしてしまったのが間違っていたのかもしれない。退館時間を過ぎても立ち退かないおたくがいるということは、関係者からの推し本人への評価に傷をつけかねないことだ。それが役者にとってどれだけ致命的なものか。あまりの申し訳なさとあの自分勝手なおたくたちへの怒りで、帰りの夜行バスを待ちながらひとりで泣いた。こんなにもつらい気持ちになった遠征帰りははじめてだった。

 

 

ただ少し言い訳させてもらいたいのは、ロングランの現場の1つ前の現場でも同じように面会が全て終わるのを待って写真を撮らせてもらった時にはずっと居残り続けてるおたくなんていなかったので時間を過ぎてしまうということはなかった。今回に関しても、居残るおたくがいなければ時間内に写真も撮らせてもらって帰ることができたことも明白だった。どうやらロングランの現場でやばいおたくをつけてきてしまったようだ。今回明らかにおたくの民度が下がった。

改めて推しのTwitterを見ていたら、自分の行った日の前日のツイートに「今日は最後まで残っててすみませんでした」というリプが2つついていた。それはどちらもあの日も居残っていたおたくのものだった。どうやらあたしの行った日の前日も、同じようにして最後まで居残り続けていたらしい。謝罪の言葉だけ口にして反省は全くしていなかったらしい。もう彼女たちが何を考えているのか全く分からない。

 

 

推しは優しい人だし、急におたくが増えてその捌き方もまだよく分からないのだと思う。自分のお客さんを無下にできないから、どうやらDMに来たチケット関連以外のメッセージにも律儀に個別返信をしているらしい。その優しさが今後どんどん推しの負担になってしまわないかが心配で仕方がない。

一応最終日には推し自身からやんわりと注意喚起のツイートはあったけどそれでもなお彼女たちに反省の色は見られなかったし推しの性格上これ以上強気に出ることはできないと思う。推しは事務所所属だけれど役者事務所ではないので事務所がこの件に関して注意喚起をしてくれることは正直期待できない。もう差し出がましくても反感を買ってもなんでもいいから自分が出て行って注意してしまおうかとも考えたけど、それがめぐりめぐってファンを減らすことになってしまったらそれこそ推しに迷惑なんじゃないかと思うと下手に動くこともできない。あんなに困った顔をした推しを見るのは初めてで、またあんな表情をする推しを見るのが辛すぎて次の現場に行くのが怖い。何かできることがあるなら何でもしたいと思うのだけど、もう見守るしかないんだろうか。あまりにもつらすぎる。

 

 

皆さんのおたく界隈には害悪おたくっていませんか。いてもどうしようもないんでしょうか。もしよかったら、話を聞かせてください。

marshmallow-qa.com